2021.09.24
ミリタリーを象徴するカーキは男の定番カラー。合う色を知って上手に取り入れよう
カーキは落ち着きのあるカラー。メンズファッションに欠かせない定番色です。かつては軍服で使われることが多いカラーでしたが、今ではファッションアイテムとしても広く使われるようになりました。その出自からミリタリーテイストのイメージが強く、男らしさを演出するカラーとして重宝されていますが、コーディネート次第ではクールにまとめるのも簡単。さらに、アースカラーの一種であるため、ナチュラルなテイストで着こなすこともできます。このようにカーキは汎用性が高く幅広く使えるカラーなので、魅力を正しく理解して上手に着こなしに取り入れましょう!
そもそも、カーキとは。本当は“あの色”じゃないってご存じ?
カーキを正しく知るためには、語源を押さえておく必要があります。カーキは英語で「khaki」と書きますが、もともとはペルシャ語などで「(土)埃っぽい色」という意味。本来は「砂の色」「黄褐色」「濃いベージュ系の色」を指します。
ところが、これが軍服や迷彩柄に利用されるようになると、カーキはオリーブグリーンやモスグリーンのようなアーミーグリーンと混同されるようになりました。そして徐々に、本来のベージュ系の色からくすんだグリーン系まで、すべてひとまとめにして「カーキ」と呼ばれるように。現在ではむしろ、カーキはグリーン系のカラーだと認識している人が多いようです。なお、そうした現状を踏まえ、オリーブグリーンのことをカーキとして話を進めていきます。
カーキに合うのはどんな色? 着こなし見本とともに見る、カラーコーデ
定番色のカーキですが、普段モノトーンやネイビーをコーディネートのベースカラーにしている人にとっては、少し着こなしにくいイメージがあるかもしれません。でも、決して難しくはないので、実例を参考にしながら自分の着こなしをイメージしてみてください。
カーキに合う色1:ホワイト
カーキはミリタリーテイストが強く、男っぽいイメージを演出するのに重宝するカラー。だからこそ、武骨になり過ぎないように、クリーンなホワイトを組み合わせてバランスを整えるのが基本テクニックの1つです。
カーキに合う色2:グレー
ビジネスカジュアルの定番カラーであるグレーは、大人っぽくコーディネートにまとめたいときに有効。カーキとも相性抜群なので、気軽に合わせることができるカラーです。
カーキに合う色3:ベージュ
カーキはアースカラーの一種です。ちなみにアースカラーとは、地球の大地や植物などの自然物をイメージさせる色のこと。同じアースカラーのベージュを、カーキと組み合わせると、ナチュラルでマイルドなムードを醸成することができます。
カーキに合う色4:ブラック
「ブラックで引き締める」というコーディネートの常套手段はカーキに対しても効果的。ブラックを合わせることで、落ち着いたムードやクールな雰囲気を演出できます。普段のスタイリングが黒ベースなら、カーキを適度な挿し色にするという感覚で取り入れるのもおすすめです。