2023.04.04
ベースボールキャップといえばニューエラが正統と見る野球ファンは多いかもしれませんが、
もうひとつ忘れてはならないのが47ブランドです。
MLBの発展と密接に関わりながら規模を拡大し、アメリカではメジャーなブランドになりました。
今回は、ブランドの成り立ちと日本での展開を紹介します。
1947年に、イタリア移民の双子の兄弟によって4
7ブランドの前身となるTwins Enterprises が設立されました。
二人は10代の頃から新聞や花、アイスクリームなどを売り、苦労しながら商売のセンスを磨きました。
酷暑のネバダでは機転をきかせて飲料水を販売して長蛇の列を作り、
アメフトチーム”ニューイングランド・ペイトリオッツ”の本拠地では屋台いっぱいの
土産物を50人で売り切りました。
そして1978年、ペイトリオッツの判断によりスタジアム内のすべての店舗を運営するに至りました。
47ブランドは革新的な前進を続けるため、同じ考えを持つブランドとコラボレーションしています。
2017年には、ワークウエアブランド「Carhartt(カーハート)」とタッグを組み、
「OUTWORK × OUTROOT」のコンセプトを表現しました。
両ブランドには創業者一族が経営を引き継ぎながら長きにわたって商品を提供してきている
という共通点があります。
バッグブランド「GREGORY(グレゴリー)」ともコラボレーションを果たしました。
スポーツとアウトドアにそれぞれ精通するブランド同士が協力し、
アウトドアシーンに便利な機能を持たせた
キャップやスポーツ観戦に便利なバッグを売り出して好評を得ました。
2人の天才画家、ジャクソン・ポロックとアンリ・マティスの名を冠するアパレルブランド
「JACKSON MATISSE(ジャクソンマティス)」とのコラボレーションも実現しました。
米国や古着、サーフ・スケートボードといったカルチャーを反映した商品作りを行っている
同ブランドとのコラボレーションは、
47ブランドがスポーツというカテゴリを超えてファンに愛されていることを感じさせます。
アメリカの4大プロスポーツなど多くの提携パートナーを持つ47ブランドは、
日本で初のオフィシャルサプライヤーとして、東北楽天ゴールデンイーグルスと契約を結びました。
また、千葉ロッテマリーンズとも2020年シーズンから契約を結んでおり、
2021年シーズンからはキャップの左横部分への「’47」ロゴが追加されています。
今回は、おしゃれな人々の間で人気が広がる47ブランドを紹介しました。
細部まで丁寧に作られ、「本物のベースボールキャップ」メーカーとしての歴史も申し分ない47ブランド、
毎日のさりげないコーディネートに1点加えてみてはいかがでしょうか。